精神的な疾患をお持ちの方の支援では、お金がないのに活動したい方の対応に困ることが多々あります。

色んなことをされたいのでしょう。

タバコも吸いたいし色んなところに電話をかけたいのだと思います。

でも、お仕事はあまり得意ではないので、その活動を補えるほどの収入がないのです。

活動的なタイプは、ありあまるパワーが仕事の方向に向けば、収支がうまくバランス取れるわけだし、そういうバランスが取れていれば、病気ではなくなるのかもしれません。

という理屈は逆で、

病気だからこそ、そういうバランスが取れないのだと、

まさに「たまごが先かニワトリが先か」の理屈になります。

ただし、理屈はどうでもいいのです。

今このときにも、困っている当事者がいます。傷つけ合うしかコミュニケーションの取り方を知らなくて、本当に気の毒だと思います。

治るということはもう、ないのかもしれませんけど、せめて心地よい時間を1分でも長く過ごしていただく場が提供できたらいいなと思います。