こどもを叱る前に6秒待ちましょう。
アンガーマネジメントを学びましょう。
感情的になってしまったときには、その場を離れましょう。
これが有効で必要で大切なのはよく分かってます。
でも、できない。
イライライライラして、こどもに対してどうしても怒鳴ってしまいます。
「出かけるよ」と予定している時間まで起きない。持ちなさいと言っていた物を持たない。大切な物を無くす。そんな我が家のこどもたちです。(どこのお子さんも同じでしょうか??)
基本的にとても可愛い。
でも………
忘れ物を取りに戻る時間、忘れ物を届ける時間、無くし物を探す時間、朝に何度も起こしに行く時間、前日に買い物が必要だったのに言わなくて朝にスーパーが開いてから買い物に行くために電車の時間に間に合わず、学校まで送る時間。学校に持っていく物を降りるときに車の中に忘れて、私が車で走り出してから気づいて学校まで戻る時間。
これに対するイライラは半端ない。
こういう時間を私が「無駄な時間」と定義づけてるからこそ、イライラするのだと言うこともよく分かっています。
「忘れ物を一緒に探すことで親子のコミュニケーションがはかれますよ。」なんて、穏やかなことを言ってられるほどの心のゆとりなどありません。
何が「一緒に探す」だ。私が1人で探した方が早いがな!
と悪態をつきたくなるほど、イライライライラします。
このイライラと怒りを誰かが、何らかの方法で肯定して解決してくれるなら、その人に感謝します。
でも、無理だと思います。
親がこどもに向ける感情は、どれほど冷静を保とうと思っても、難しいです。
子どもの能力と親の期待の乖離があればあるほど難しいです。
そこを考えると、こどもを良い大学に入れた、親が素晴らしいのではなくて、元々そう言うレベルの子だったのではないかなと思うのです。
10の能力の人には90の環境を、30の能力の人には70の環境を整備しなくてはならないし、極端にいうと
100の能力のこどもにはなんら環境を整備しなくても能力を発揮してくれると思います。(※素晴らしい子育てを実践した親もいると思うし、学ぶことが多いのも事実です。)
私があくせくあくせく、こどもに時間とお金をかけてる姿をみて、「あんた、こどもを東大にでも入れるのか」と言ってくれた人がいますけど、それが物語っているのではないかなと思います。
かけた時間ではない、かけたお金でもない。
愛情が足りないのでもない。
みんな頑張ってる。
それでも、成功することとそうではないことがある。
昨日、今日、明日、こどもに怒ってしまってもいいじゃない。
それ以上に、笑える日がいつか来ると信じて、愛情を注いでいこう。
それが結論なんじゃないかなと思うのです。