歌舞伎役者の市川猿之助さんが、裁判で語った内容で興味深いものがありました。

子どものころから、歌舞伎だけで生きてきたから、歌舞伎が全てだった。個を殺して歌舞伎のためにやってきた。

今回のことについては、耐えられなくて、蓋が開いてしまった。

そのようなことを言ったそうです。

ある組織全体のためにやってきた人は、いざ個を試される(?)ような場合には、地盤が弱いのかなと感じました。

例えは相応しくないのかもしれませんが、戦争の時に似てるなと、思いました。

全体のために戦っている人は、全体の一部として生きてるから、全体から死を示唆されたり全体が死ぬ場合は、死を選んでしまうと思います。

平和ならば個を生かせるけど、平和ではないと組織に属さなければ生き残れないし、全体の一部にならざるを得ないのだなと。

良い悪いとか善悪は置いておいて、そう言うものなんだなと感じました。