精神保健福祉、労働災害保険の分野で取り上げられるこの「ストレス-脆弱性理論」とは、
例えば、ストレスに負けないパワーが1しかない人が9のストレスを受けると心を壊す、ストレスに負けないパワー(ストレス耐性といいます)が2しかない人が8のストレスを受けると心を壊す。
ざっと言うとこんな理論です。
無実の被疑者が悪徳刑事にやり込められる再現VTRなんか観ますけど、ストレス耐性の少ない被疑者に対してはちょっとした大声で「落ちる」でしょうし、反対にストレス耐性の強い被疑者を落とすのは長期間に及ぶでしょう。
ストレス耐性は、同じ人でも、日時や状況によっても変わると思ってます。
体温みたいなもんです。
そこで、ストレス耐性を客観的な数値として可視化できるようになれば、冤罪撲滅に貢献できるんじゃないかなと思ってます。
それこそ体温を測るみたいに、おでこにかざして「ピピ」っと。
そして聴取の記録にその時のストレス耐性度数を記して、客観的な尺度を記録する箇所を設けるんです。
そうすることで、この日の記録を見た検察官なんかが「体温で言ったら40度の高レベルじゃないか、これではこの調書は信用できないな」となったり。
以上、「死役所」という漫画を読みながら考えていた絵空事でした。