高齢のご夫婦では、
もう自宅での生活は難しいということになると、
色々な人の力を借りて家を処分し、施設に入るケースがあります。
同じ施設に入れれば良いのですが、
別々の施設となることもありますし、
同じ施設に入ったとしても、
すぐに片方が入院する場合もあります。
最愛のご主人が入院して
ご自身だけが施設に残された奥様の悲嘆を見たときに、
私も胸が張り裂けそうな気持ちになりました。
もうこれが最期のお別れになってしまうのじゃないかと思いつめて、奥様は少し痩せてしまいました。
奥様をご主人の病院に連れて行って、会わせてあげたいと思っても、色々な方の力を借りなければ外出もままならない状況で、ましてやこんな真冬には、いくら健康な人でも身体を壊しかねないのです。
どうかご主人には、元気になって春を迎えていただき、またお二人で何でもない毎日をゆったりと過ごして欲しいなと願っています。