相続税のことでお問い合わせをいただきますが、相続税がかかるのは私の関わったケースだと5件〜10件に1件くらいなもので、

土地建物預貯金などの相続財産が3000万円に満たないならあまり考えなくてもいいです。

それ以上の金額になってきますと、相続する人数によって変わりますので、そこからさらに調べるとか、税理士さんに相談してもらうのがいいと思います。

預貯金がどこにあるのかについては、私も調べることができますが、大まかな情報をいただけると助かります。

お一人暮らしの方は、元気なうちに身近に話せる専門職をつけておいていただけると良いと思います。

元気にお過ごしの時には見守り、病気になられたら病院への付き添いや支払いなどの事務的な手続きを代行します。

万が一のことがあれば、おうちの片付けや、役所の手続きなどを行います。保険みたいなものです。

村上春樹さんが「生は死を孕む」と言っていましたが、生きていることと死ぬことは対極でなく、生き物はいきなり死ぬわけではなく、自覚なくても少しずつ死んでいくものだと、私も思います。

歯が減ったとか、細胞が減ったとか、そういう風に、「生きること」とは、少しずつ欠如していくものなんだと思います。

生きていく中で、自分の死んでしまったものを補うと言ったら言い過ぎなのかもしれませんけど、元気なうちに、それを補ってくれる誰かを見つけてください。私自身についても同じように思います。