死刑囚表現展に行ってきました。
死刑制度についての私の賛否についてはここではお伝えしませんけれど、絵を見ながら色々なことを考えさせられました。
寝屋川の中学生を殺害した、溝上(山田)浩二確定死刑囚の後悔の念や恐れや死刑のリアルさがヒシヒシと伝わってきて、すごく怖い気持ちがしました。
加藤智大元死刑囚の作品はとても緻密でした。そして、自己分析をしっかりしており、何故事件を起こしてしまったのかなどの考察もしていて、とても興味深く感じました。
堀慶末元死刑囚の作品の中の一つが、私には被害者を思い出させるものではありました。
植松聖確定死刑囚の作品は、上手ではありましたけど、特に何かを感じるところはなかったです。
何で人を殺すようなことをしてしまったのか、社会はそこに至るまでになんとかできなかったんでしょうか。
できなかったから、こういう結果になったとは思いますが、無念でならないです。
亡くなった人と遺族ののことを思うと、私なんかが軽々しく死刑制度反対とは言えません。
しかし、死刑囚たちの作品から伝わる恐れを目の当たりにしたり冤罪の可能性があるのに死刑執行をされた人のことを考えると、死刑制度について賛成とは言えないところです。
少なくとも言えることは、無慈悲な殺人事件がゼロになること、これを願い続けていくしかないと思います。