生きてる人たちは、ある日突然死んでしまうのではなくて、生きながらにして少しずつ死んでいくという、村上春樹的な考え方が私は好きです。

なんだか少し肌色がくすんだなとか、シワが増えたなとか白髪が増えたなとか、疲れやすくなったなとか、

細胞が死んでいくごとに老化していく過程は、死を迎える準備のようで、とても自然な流れだと思います。

逆方向から考えると、死を徐々に迎え入れるために人は老化するのだと思います。じゃあ若くして亡くなる人はどういうことなんだというのは、私には分かりません。スピリチュアル関係の方に聞いてほしい。

私たちはみんな生まれた日から毎日死の方向へ進んでいる。数学の比例のグラフみたいに、右肩上がりに細胞の死の割合が増えていくのが人生だけど、それが生きるってことなんじゃないかなと、なんだか哲学者みたいに考えたりします。

とにかく、有限だからこそ大切に生きていきたいなと、美味しいご飯を食べて笑って過ごせる毎日に感謝感謝です。