学生時代にゼミで、「杳子」という作品を扱ったことがあります。

主人公の杳子は、いわゆるグレーゾーンにいる女性で、健常と異常の間を行ったり来たり。

この女の子と付き合うことになった彼氏の視点で物語は進んでいくのですが、

この彼は杳子のおかしなところを、あまりおかしいと感じることがなく、なんとなく受容しています。

人の異常性を、それが異常だと決めるのは一体誰なんでしょうね。

周りが受容してあげて、補っていさえすれば、その人の異常は異常でなくなります。

1の能力の人には9の力で、2の能力の人には8の力で

周りが自然と補えればいいのだと思います。