若い頃は「いかに手を抜くか」を毎日考えていて、どう楽をしようかと思ってばかりでした。
そんな私に仕事の神が降りてきたのは、全く仕事をしなかった時期でした。
双子を妊娠中はつわりや切迫早産で、後半はずっと病院のベッドの上でした。
やることなくて、夫や母が来て喋ってくれたり、差し入れ食べたりするのだけが楽しみでしたっけ。
人を待つだけの生活。動けない生活。
そして出産。
さあ活動しようと思っても、今思えば産後鬱だと思うんだけど、全然眠れないし動けなかったし、やる気が出ませんでした。赤ちゃんたちのことも可愛いとは感じることが出来なかったように思います。
いつも心配してたかな。
でも、そんな生活の中で、「こんなじゃいけない。私は何が強みだったかな。」と考えた時に、「ずっと勉強だけは好きだったなぁ。」と気づいてから色んな資格を取りました。
そして、仕事をしたくなったんです。この時に仕事の神が降臨したと思ってます。
子供が小さかったから思い通りの仕事に就いたりはできなかったけれど、その頃はどんな仕事も楽しかったです。この時期は派遣の仕事もやりましたよ。40度の倉庫の中でも、炎天下でも働きました。
そして今、行政書士の仕事も色々な相談の仕事も、全部楽しくやらせてもらってます。好きなことしかやってないので、毎日があっという間に過ぎていきます。
働けることは幸せです。
今は仕事が敵のようになってしまっている方もいるかもしれませんが、しばらく仕事から距離を置いてみてもいいのかもしれません。生活のことも大切だけど、ご自身の心と身体が一番大切です。
変な言い方だけど、仕事のことを許せた時に、仕事のことが大好きになることもあると思います。
年末年始、どうぞゆっくり過ごしてください。