自分の周りを取り囲むことの360度全て、自力でできますか。

これを目指して頑張って頑張って頑張る人がいて、そのために一生一人ぼっちなのに、それでも自分の責任を果たそうとする人がいます。真面目な人です。

でも、100%を自力で行う必要があるのかどうか、考えたいです。

その一方で、180度くらいの自分が見えてる範囲のことは自力でできたとしても、自分の後方のことはまるでノーマークとなってしまって、誰かに頼らなくてはならない人がいます。この人は50%くらいは自力でやってる人です。

しかし、その50%のことを本人は100%だと思っているのです。

その他には、自分では何もできないので、ほとんどのことを人に頼ろうとする人もいます。この人たちのことを責めたり貶したりしません。ただの現象として、そうだという話です。

私は、人が生きる方法として正しいのは、

本来的に人は50%しかできないのだから、見えない50%は人にお願いしようと思う、それを自覚することだと思っています。

誰しも自分の能力の最大限を使いたいと思うのだと思いますが、やはりどうしてもできないことがあります。背中の痒いところを自力でかけないことがあるんです。

哺乳類は、中途半端を是とする生き物です。

鹿みたいにすぐに歩けないし、魚みたいにすぐに泳げません。

環境変化に順応するために、あえて中途半端を選んで進化していると思います。私たち人間は環境に委ねるために、不完全な生き物なんだと思います。

だから、自力で100%をどうにかできる必要などないです。不足分は誰かにやって貰えばいいです。 

不完全である自分を認めることで、人間としての人生を楽しみたいと思います。